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移住女子の本音トーク
「訳あって?!矢櫃、馴染んじゃいました!」

西村寛子さん/今井貴美子さん/山田真千子さん
有田市矢櫃地区
西村さん:有田歴3年6ヶ月・自営業・大阪府から移住
今井さん:有田歴2年6ヶ月・アクセサリー作家・大阪府から移住
山田さん:有田歴2年2ヶ月・民宿勤務・大阪府から移住

移住といってもそれぞれきっかけや選んだ理由はさまざま。今回は、有田市矢櫃地区に移住した女性3人に、移住のきっかけや暮らしぶり、悩みや楽しみなど本音で語り合ってもらいました。

有田市矢櫃地区:有田市の西南に位置し、海に面した山の斜面に家々が立ち並び、まるで迷路のように入り組んだ狭い坂道を降りれば美しい海が広がる矢櫃地区。「海の近くで暮らしたい」「近隣の人たちとの交流が楽しい」など様々な魅力を感じ、移住する方も多い地域です。近年、有田市では、お試し居住ができる「有田市移住交流拠点施設・くらしちゃる矢櫃」も誕生。イベント開催も目白押しの注目エリアです!

有田市矢櫃地区移住女子の写真2
有田市矢櫃地区移住女子の写真3
有田市矢櫃地区移住女子の写真4
有田市矢櫃地区移住女子の写真5
有田市矢櫃地区移住女子の写真6
有田市矢櫃地区移住女子の写真7

Q.移住前の生活は?移住を決めたきっかけは?

A.
西村さん:大阪で結婚し、結婚してすぐに和歌山に移住したいと話し合っていたんです。それで移住先を探してここを見つけました。ふたりとも海が好きで和歌山には毎週のように訪れていたのですが、その中でもここを選んだのは「絶景」。一目惚れでその日のうちに移住しようと決めました。主人の実家が大阪府、私は兵庫県なのですが、どちらからも1時間半ぐらいと近いのも決めてのひとつでした。

今井さん:大阪で住んでいたのですが、その頃はアパレル関係の仕事に就いていました。西村夫妻が移住したので遊びに来たことが矢櫃を知ったきっかけです。西村さんとは彼氏とご主人が知人だったこともあり、知り合いもいるし、二人で暮らすにはいいところだねーという話になり、ふたりでゆっくりと住める場所だと思い移住を決めました。

山田さん:私は単身で移住しました。夜の営業がメインの飲食店で働いていました。大阪にいると隣近所とも付き合いがなく、それが寂しく感じていて。それと真逆な(笑)矢櫃に移住しようと思いました。そして生活リズムも真逆に。でもそれが自分に合うかなと思っています。あっという間に2年が経ちましたね。今は、矢櫃にある国民宿舎で配膳などをしています。

Q.移住への不安はなかった?移住して感じたことは?

A.
西村さん:私は不安いっぱいでした。高齢の方も多くうまく付き合えるかとか。来てみて無理なら戻ればいいやという気持ちでやってきました。でもそれが来て早々に覆りました。みんな優しく接してくれます。魚はもちろん、育てた野菜をいただいたりと、いい関係を築けています。来てよかったと思いますね。

今井さん:西村さんが道を切り開いてくれたので、私たちは本当に楽に溶け込めました。ご近所の方は親身になって相談にも乗ってくれたり。家族のような感じで付き合えているんです。

山田さん:私は民宿に勤務しています。スタッフも地元の方が多いし、泊まりのお客様以外は地元の方がほとんど。方言が移っちゃうくらい皆さんとお話ししています(笑)

(一同笑)

西村さん・今井さん:私たちもそうです。この辺りの方言は、有田市の中でもちょっと方言に特徴があるというのも来てから知りました。

山田さん:海辺の町で漁師言葉というか、荒く聞こえるので最初は怒られているのかと思いました。でも様子や態度は怒っているのではなく。慣れてくるとそれが普通だと。相槌が「はい」や「うん」ではなく「いん」というのが面白いというか可愛いというか。微笑ましいです。

西村さん:「ええわっしょ」「いこらよ」も面白い。神戸に帰ると「方言うつってるね」と言われます。イントネーションは関西弁と同じなのでそんな気もなかったのですがいつの間にか。

今井さん:それだけ私たちに話しかけてくれているということですかね。いろんなお話をしてもらったりご近所の方の気遣いが本当に嬉しいです。

Q.矢櫃の買い物事情は?

A.
今井さん・山田さん:実は私たち・・・運転免許を持っていないんですー!

山田さん:車がないと生活できないと言われる田舎暮らしでなんと無謀な、と思われるかもしれませんが(笑)お買い物はもっぱら自転車です。矢櫃は言わずと知れた坂の町なので、行きは下り坂、帰りは大荷物で上り坂。車で追い抜かされながら「頑張れー」という声もかかり、24時間テレビのごとく頭の中にZARDの「負けないで」が流れる(笑)

今井さん:私はバスで買い物に行きます。バスは1日5本で、ここから乗るのは私一人のことが多いですね。朝夕は1時間おきに来るのでチャチャっと買い物をしてバスで帰る、みたいな感じです。

山田さん:田舎暮らしでも車なしで生きる術はあります!!

(一同笑)

西村さん:二人の柔軟性、対応力がすごい(笑)有田市のスーパーは、生鮮食品の品揃えがすごい。魚売り場が広いのが驚きでした。お値段も安いし新鮮なのが嬉しいですね。2年ほど前に「浜のうたせ」(箕島漁港直営産直市場)もでき、町だけでなく海周辺の地域も賑わうようになりましたね。

Q.休日の過ごし方は?

A.
西村さん:私は県外に出てカフェ巡りなどすることもありますが、矢櫃の海でSUPや釣りなどをして過ごすことが多いです。友だちも訪ねてきて一緒に釣りをすることもあります。

今井さん:1日休みがあれば和歌山市内や大阪方面に足を伸ばしてカフェに行くこともあります。普段は家でアクセサリーを作っているのですが、販売のためにイベントに出かけることもあります。有田市を拠点に京阪神や東京方面にもフットワーク軽く出かけていますね。

山田さん:私は、電車で出かけることもあれば、釣りをすることもあります。家でBBQをすることもあります。大阪時代の友だちや、こちらに来てからできた友だちも訪れワイワイ楽しんでいますよ。

これがあればもっといいのに

A.
西村さん:もう少しお店が増えると嬉しいな。うちはカフェをしているのですが、来てくれたお客様がもうちょっと矢櫃に滞在してもらえる時間が増えればなーと思います。今は国民宿舎くろ潮さんぐらいなのでもう少し移住してきてもらってお店を増やしてほしいのが願いですね。

今井さん:矢櫃でイベントとかもおもしろいですね。

西村さん:お店でイベントなども考えていますが、地域全体で盛り上げたいです。

山田さん:先日、矢櫃をライトアップする企画もあったので注目度も上がっているのかなと思います。

西村さん・今井さん・山田さん:ぜひ矢櫃にいっぱい人が訪れるイベントを!(笑)

Q.将来どんな夢を抱いていますか?移住して変わったことは?

A.
西村さん:移住者さんが増えて賑わう町に。今でもカフェに来るお客さんから移住したいという相談も受けます。今ではどこでも仕事ができるし、サラリーマンでも和歌山市までなら余裕で通うことができる。そんな方達の相談を受けながら矢櫃でのんびり暮らしたいですね。変わったことは「元気になったこと」かな。体調もメンタルも快調。毎日楽しいです。

今井さん:今一緒に住んでいる彼氏と結婚して子どもとともに矢櫃での暮らしを楽しみたい。子育ての先輩方がいっぱいなので安心。まだ予定はないのですが、赤ちゃん誕生を楽しみにしてくれている方もいるので、きっとみんなで子育てしてもらえるんだろうなーと想像しています。

山田さん:お魚をいただくことが多いので、自分で捌こうと思うようになりましたね。YouTubeなどを見ながら頑張っています。その延長でいろんなお料理にも挑戦するようになり、食生活が一変しました。大阪にいるときはウーバーイーツに頼る生活でした(笑)それに加えて逞しくなった。お腹減ったな、魚釣ろうかなみたいな思考回路(笑)

西村さん:朝、鳥の囀りで目覚めるとか、都会では考えられなかった。心の余裕にもつながるし、生活面での余裕という点では、貯金も増えました。

山田さん:一人で一軒家に住んでいるので、部屋が余って余って(笑)大阪でこの広さの家に住むなんて考えられなかったですね。本当に大豪邸です(笑)なので将来民泊施設にしたいと思っています。移住者として新しい視点で矢櫃地域を紹介するというのが夢ですね。

西村さん:3人それぞれ違った職業なので、移住希望の方の相談などもいろんな角度からアドバイスできると思うんです。まず矢櫃に来て美しい景色に感動して、地域の人と触れ合って、良さを知ってもらいたいです。有田市の移住の窓口の方も親切なのでぜひ矢櫃に遊びにきて移住してください(笑)


お試し居住ができる「有田市移住交流拠点施設・くらしちゃる矢櫃」の詳細はコチラ

URL⇒ https://www.city.arida.lg.jp/kurashi/sumai/1001037.html

有田市矢櫃地区移住女子の写真2
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